【10月8日 Xinhua News】エジプト・ミニヤ県西部の砂漠には現在、巨大な掘削リグが設置されており、周囲には重機のほか、赤い作業着に白いヘルメット、マスク姿で仕事に励む技師、作業員の姿が見える。

 ここは、世界で掘削事業を展開する中国企業「中曼石油天然気集団(ZPEC)」の掘削施設3カ所のうちの一つ。エジプトとアラブ首長国連邦(UAE)が創設した10億ドル(1ドル=約106円)規模のジョイントベンチャー企業「カナル・シュガー」は、この土地を中東最大級の農園にし、世界最大のテンサイ製糖工場を建設する計画。ZPECは計画中の井戸300カ所のうち、すでに120カ所の掘削工事が完了している。

 カナル・シュガープロジェクトの事業主らは、ZPECの仕事を高く評価している。ZPECは、同プロジェクト関連の土地7万6千ヘクタールの大部分について開拓に協力し、うち約2万1千ヘクタールには、今後半年のうちにテンサイが植えられる予定になっている。(c)Xinhua News/AFPBB News