【10月7日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危険性を軽視し、季節性インフルエンザの方が危険だと投稿したことを受けて、交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は6日、この投稿を削除した。フェイスブックがトランプ氏の投稿を削除するのは異例。

 トランプ氏はCOVID-19の治療を受けていた病院から退院した翌日、ツイッター(Twitter)とフェイスブックで、COVID-19よりも季節性インフルエンザを心配すべきという誤った主張を展開した。

 フェイスブックはAFPの取材に対し、「COVID-19の重大度に関する誤情報は削除する。よって今回はこの投稿を削除した」と回答した。

 ツイッターは、トランプ氏の投稿にラベルを付し、このメッセージは公益性の観点から削除しないが、誤情報の拡散とCOVID-19に関する潜在的に有害な情報に関する規定に違反していると表示。さらに、COVID-19に関する信頼できるサイトへのリンクも追加した。(c)AFP