【10月7日 AFP】5日の議会選の結果に抗議するデモが起きたキルギスで、ソオロンバイ・ジェエンベコフ(Sooronbai Jeenbekov)大統領に近いクバトベク・ボロノフ(Kubatbek Boronov)首相が6日、辞任を表明した。議会報道室が明らかにした。

 後任には、国家主義を掲げる政治家のサドウイル・ジャパロフ(Sadyr Japarov)氏が選出された。ジャパロフ氏は収監されていたが前日、デモ隊によって解放されていた。

 議会報道室は「キルギス共和国の首相代行としてサドウイル・ジャパロフが選出された。この決定は(議会の)緊急会合で下された」と表明。デモ隊が議会の入った建物を占拠したため、採決はホテルで行われたと説明した。

 キルギスの中央選挙管理委員会は6日、大規模抗議デモと政治的混乱を招いた議会選の結果を無効にすると発表していた。(c)AFP