【10月6日 AFP】20MLBは5日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は9回にジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)が満塁本塁打を放つなどし、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に9-3で大勝した。

 スタントンのこの日の一発で、ヤンキースは2試合連続の満塁本塁打を記録し、今プレーオフ計3試合での本塁打数を11本としている。先月30日に行われたクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)とのワイルドカードシリーズ第2戦では、ジオバニー・ウルシェラ(Giovanny Urshela)が満塁アーチを放って10-9で勝利していた。

 両チームにとってプレーオフ初対決となる一戦で、ヤンキースが3回にこの回先頭のクリント・フレイザー(Clint Frazier)の本塁打で主導権を握ると、レイズも4回に崔志万(チェ・ジマン、Ji-Man Choi)の2点本塁打で3-2とリードを奪い返した。

 しかし、ヤンキースは5回にカイル・ヒガシオカ(Kyle Higashioka)がレイズの先発ブレイク・スネル(Blake Snell)から一発を放つと、一人倒れて迎えたアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)がプレーオフで自身通算10本目のアーチを左翼スタンドにたたき込んで逆転した。

 ヤンキースの先発ゲリット・コール(Gerrit Cole)は6回を投げて6安打、3失点、8奪三振の好投を披露。

 同地区シリーズのもう1試合では、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が6回に4点を挙げ、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)に10-5の逆転勝利を飾った。

 物議を醸した2017年のワールドシリーズでロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を下して以来となる中立地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)でのプレーオフ初戦で、アストロズはホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)が6回に勝ち越しの2点適時打を記録したほか、ジョージ・スプリンガー(George Springer)が4安打の活躍をみせた。

 この日2本塁打を記録したカルロス・コレア(Carlos Correa)は試合後、「10月のベースボールが大好きだ」「エネルギーがとにかく違う。今年はファンがいないのは承知しているが、勝つか負けて帰るかのエネルギーが、自分を奮い立たせている」とコメントした。

 アストロズが4年連続のリーグ優勝決定シリーズまであと2勝に迫る中、第2戦は6日夜に行われる。(c)AFP