【10月6日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は5日、2019-20シーズンの財務報告書を公開し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって9700万ユーロ(約120億円)の赤字だったことが明らかになった。

 副会長の一人であるジョルディ・モシ(Jordi Moix)氏は「新型コロナウイルスの影響によって約2億ユーロ(約250億円)の減収となったため、1100万ユーロ(約14億円)の予想利益には届かず、純損失は9700万ユーロになった」とコメントした。

 バルセロナは昨季、10億4700万ユーロ(約1300億円)の収益を見積もっていたが、パンデミックにより2億300万ユーロ(約252億円)減収となり、収入は8億5500万ユーロ(約1062億円)にとどまった。

 減収に直面したバルセロナは経費削減を試み、なんとか7400万ユーロ(約92億円)をカットした。この額には、選手側と合意した7割の給与削減による4200万ユーロ(約52億円)、管理料削減による3000万ユーロ(約37億円)、その他賃金が低い一般職員の給与削減による200万ユーロ(約2億5000万円)が含まれる。(c)AFP