【10月6日 AFP】テニス、ASBクラシック(ASB Classic)の主催者は6日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)中の開催は困難であるため、来年の大会を中止すると発表した。

 1月上旬にニュージーランドのハードコートで開催され、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)の前哨戦にもなっている同大会は、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が前回大会の女子シングルスを制すなど、近年はトップ選手も参加している。

 トーナメントディレクターを務めるカール・バッジ(Karl Budge)氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機によって不確かな状況が生まれ、非常に複雑なイベントを開催することは不可能になったと述べた。

 発表文の中で「この知らせを共有するのは当然非常に悲しいことだが、安全性が最優先でなければならない」と記したバッジ氏は、主催者は2022年大会の実現に向けて全力を注いでいることも明かした。(c)AFP