【10月6日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は夏の移籍マーケット最終日となった5日、フィオレンティーナ(Fiorentina)からFWフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)を獲得したと発表した。移籍金は最大で6000万ユーロ(約74億円)になる。

 ユベントスによれば、キエーザは計1000万ユーロ(約12億4000万円)の移籍金で、まずは2年間のローンでの加入に合意したという。ユベントスはその後「2021-22シーズン終了までにスポーツ面の条件が満たされた場合」、現在22歳の同選手を4000万ユーロ(約49億7000万円)で買い取ることになる。

 ユベントスはまた、「同選手との契約期間中にパフォーマンスに関する条件が満たされた場合」、移籍金は1000万ユーロ追加される可能性があると続けた。

 ユベントスとの間で500万ユーロ(約6億2000万円)の年俸に合意したと報じられているキエーザは、同日に伊トスカーナ(Tuscan)州フィレンツェ(Florence)でメディカルチェックを行い、10日間で3試合を控えているイタリア代表に合流した。

 スピードが武器のキエーザは昨シーズン、フィオレンティーナで37試合の公式戦に出場し、11得点7アシストを記録した。

 キエーザが加入する前、ユベントスではDFのダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)とマッティア・デ・シリオ(Mattia De Sciglio)がそれぞれフランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に移籍し、MFドウグラス・コスタ(Douglas Costa)はドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に復帰することが決まった。

 一方、キエーザを放出したフィオレンティーナは、8月にナポリ(SSC Napoli)を退団していたFWホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)を獲得したと発表した。ナポリで約350試合に出場して82得点をマークした33歳のカジェホンは、同チームの2度にわたるイタリア杯(Italian Cup)優勝に貢献した。

 また、ASローマ(AS Roma)はイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からDFクリス・スモーリング(Chris Smalling)を1500万ユーロ(約18億5000万円)で獲得。ローン移籍先のローマで昨季、37試合に出場し3得点を挙げた30歳のスモーリングは、クラブ発表によれば2023年までの契約にサインした。(c)AFP