【10月5日 AFP】ベラルーシ首都ミンスクで4日、拘束されている反政権派活動家らの解放を求めるデモが行われ、数万人が参加した。警察は参加者らを解散させるため、放水砲を使用した。

 ベラルーシ政府はデモに先立ち、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領への抗議集会に関する報道の妨害を画策。すべての外国ジャーナリストの取材許可を取り消した。

 また4日には、インターネットと携帯電話が不通になった。

 だが、ソーシャルメディアに投稿された写真や動画には、逮捕される恐れがあるにもかかわらず多くの人がミンスクに集まり、留置所に向かってデモ行進する姿が捉えられていた。警察による暴力の被害者らの写真を掲げる参加者もいた。

 大統領選後からルカシェンコ大統領の退陣を求める大規模デモが続いており、当局の取り締まりで複数の死者が出ている。ミンスクの留置所での虐待が報告されており、多くの人が拷問や物理的暴力、屈辱を受けたと証言している。

 人権団体「ビアスナ人権センター(Viasna Human Rights Centre)」によると、ミンスクなどで行われた抗議デモで100人超が拘束された。(c)AFP