【10月5日 AFP】慢性肺疾患のある103歳のメキシコ人女性が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した。メキシコ社会保険庁(IMSS)が発表した。

 IMSSは、女性の名前をドナ・マリア(Dona Maria)とだけ明かし、11日間入院していたと発表した。

 新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した女性は、慢性肺疾患こそあるものの、糖尿病や肥満、高血圧をはじめとする重症化の危険因子は他に無く、IMSSによると、こうした事情が「治療に寄与した」という。

 9月22日、発熱と呼吸困難、鼻水の症状に苦しんだ女性は、メキシコ西部ハリスコ(Jalisco)州グアダラハラ(Guadalajara)の地域病院に入院した。人工呼吸器は必要としなかった。

 女性は2日、自宅に戻った。IMSSが発表した写真には、主治医らに拍手を送りながら、病院を車椅子で出る女性が写っていた。(c)AFP