【10月5日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は4日、第3節が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が試合終了間際のPKによる決勝点を含む4得点をマークし、なんとかヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を4-3で下した。

 昨シーズンの欧州最優秀選手賞(UEFA Player of the Year Award)に選出されたばかりのレワンドフスキは、自らのゴールで後半の早い時点でチームに2点のリードをもたらすも、そこからヘルタが反撃を仕掛け、90分前までにスコアは3-3となった。

 それでも93分にレワンドフスキが決勝点となるPKを成功させ、バイエルンを4位に浮上させたが、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)は怒りを募らせたままだった。

 ミュラーは独スカイ(Sky)に「きょうのような守備の仕方では満足できない」と嘆いた。「ビハインドの状況でなくなると、とにかく全てがうまくいくだろうという考えがすぐに出てくる」「リードを保つというメンタリティーがもはやない」

 前月27日、1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に1-4で敗れて連続勝利記録が23試合でストップしていたバイエルンは、再び連勝街道に戻った。

 しかし、欧州王者バイエルンは本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でまたしても疲れているように見え、試合を優勢に終えたのはヘルタだった。

 公式戦の直近3試合で9失点を喫しているバイエルンのハンジ・フリック(Hansi Flick)監督は、「守備面の何パーセントかが欠けている」と認め、レオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)も「僕らは今のところ、アクセルを少し早く緩め過ぎているのかもしれない」とコメントした。

 試合を前にバイエルンは、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に移籍したティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)の穴を埋めるべく、スペイン2部のRCDエスパニョール(RCD Espanyol)から守備的MFマルク・ロカ(Marc Roca)を獲得したと発表した。(c)AFP/Ryland JAMES