【10月5日 AFP】(更新)仏パリ首都圏で5日、新型コロナウイルスの警戒レベルが「最高」に引き上げられ、翌6日から2週間にわたりバーやカフェの営業が禁止された。

 フランスでは3日、1日の新規感染者数が、大規模検査が始まって以降最多となる1万6972人に増加。パリ警察当局は記者会見で、感染拡大を食い止めるためバーやカフェを閉鎖するとした一方で、レストランに対しては安全対策を取ることを条件として引き続き営業を許可するとした。

 地域保健庁の統計によると、パリの新規感染者数は、警戒レベルを最高に引き上げる基準となる10万人当たり250人を上回り続けている。仏民放BFMが4日に報じた世論調査結果によると、パリとその近郊では、住民の61%がバーの完全休業を支持している。バーの営業時間はこれまで、午後10時までとされていた。

 業界団体UMIHによると、カフェ、バー、ホテル、レストラン、ビアホール、ディスコなど22万か所が、新型コロナウイルスに関する規制の影響で破綻の危機にあり、最多で25万人の従業員が解雇に直面している。(c)AFP