リバプールが7失点で歴史的黒星、マンUもトッテナムに大敗
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【10月5日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは4日、第4節の試合が行われ、王者リバプール(Liverpool FC)はアストン・ビラ(Aston Villa)に2-7という屈辱的な黒星を喫し、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)もトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に6失点を許して大敗するなど、リーグの歴史に残る波乱の一日となった。
イングランドで最も優勝回数が多く、激しいライバル関係にあるリバプールとユナイテッドは、そろって両クラブ史上最悪の黒星の一つに数えられる惨敗を喫した。
ユナイテッドが本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)でプレミアリーグ創設後では3度目となる6失点を喫すると、リバプールも敵地ビラ・パーク(Villa Park)で、1963年以来の7失点となるなど、ゴールが決まるたびに歴史好きはデータブックに手を伸ばしていた。
ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、リバプールが指導者キャリアにおける最大失点での黒星に向かう中、時折困惑した笑みを見せるほど、チームの崩壊にかなり驚いていた。
クロップ監督は「良くない場所でボールを失い、きちんと守れなかった。0-1とリードされた後は、道を踏み外したようだった」とコメントした。「チャンスはつくったが、自分たちでしっかりと守らなかった。そのため、ボールを失うと全てが決定的なカウンターアタックにつながった」
「責めるべきは私とチーム以外に誰もいない」
この日リバプールを最も苦しめたのは、ビラの選手としては88年ぶりに同チーム相手にハットトリックを達成したオリー・ワトキンス(Ollie Watkins)だった。
一方、1986-87シーズン以来となるリーグ戦でのホーム開幕2連敗を喫したユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、2011年の後では最も失点が多い形での黒星を「私史上最悪の日」と評した。
スールシャール監督は「とても恥ずかしい。全選手を苦しめ、監督である私も傷ついている」と話した。「この責任は取る。今の状況を好転するためにできる全てのことをすると約束する」
ユナイテッドの前指揮官で、トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は「オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドを6-1で下すことは、その両方の規模を考えるとわれわれ全員にとって誇り」と述べた。
他の試合では、アーセナル(Arsenal)がシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を2-1で下し、開幕4戦で3勝目を挙げた。レスター・シティ(Leicester City)はホームでウェストハム(West Ham)に0-3と完敗し、開幕から続いていた連勝がストップした。(c)AFP/Steven GRIFFITHS