【10月5日 Xinhua News】中国上海市人民対外友好協会はこのほど、学術、経済、文化交流で功績のあった外国人に授与される白玉蘭賞の日本人受賞者らで構成される「上海日本白玉蘭会」とオンライン交流会を開いた。

 2014年に設立された同会は、白玉蘭栄誉賞や同記念賞、栄誉市民称号などを授与された日本人で構成。ここ数年は毎年春に日本と上海で交互にイベントを開いてきたが、今年東京で予定されていたイベントが新型コロナウイルスの感染拡大で延期となり、中秋節の時期にオンライン交流会を開いた。

 今回は上海市と北京市の中日友好に貢献した人々が東京、福岡、岡山の会場に集まった日本人受賞者とオンラインで交流。両国が手を携えて新型コロナウイルス感染症に一日も早く打ち勝ち、来年の春、上海市の花である白玉蘭(ハクモクレン)が咲く頃に、これまでのように上海市で対面して交流会が開催できるよう願った。

 オンライン交流会の進行役となった三井住友海上火災保険(中国)の伊藤幸孝董事長は、これまで年1回、直接会って交流してきたのが今回はオンラインになったが、双方の友情に影響はないと述べた。

 上海市人民代表大会常務委員会副主任で同市人民対外友好協会会長の沙海林(Sha Hailin)氏は、現在、新型コロナ感染症の影響で一部の交流活動は実施できないが、感染状況が友情を阻むことはなく、上海日本白玉蘭会が引き続き上海市対外友好協会と協力し、上海と日本の民間友好交流を促していくことを信じていると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News