【10月4日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は3日、第3節の試合が行われ、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がまたしても「冷徹」な決定力で2得点を挙げたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が、4-0でSCフライブルク(SC Freiburg)に大勝した。

 新型コロナウイルスの感染がドイツで広がり始めた3月以来、ブンデスリーガでは最多となる1万1500人の観客の前でまたしても得点力を見せつけたハーランドについて、主将のマルコ・ロイス(Marco Reus)は「彼はこのチームのセンターフォワードで、点を取るのが仕事だが、それにしてもきょうは冷徹だった」「プレーの良しあしに関係なく、常に点を取る」とコメントした。

 1月に加入して以来、ドルトムントでの公式戦23試合で21ゴールを挙げたハーランドは、「悪くないが、もっと取れたはずだ」と素っ気なく話した。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-3で敗れたドイツ・スーパーカップ(DFL Super Cup 2020)でもネットを揺らしており、開幕からのゴール数は同5試合で5得点に伸びている。

 チームもこれで前節FCアウクスブルク(FC Augsburg)戦のショッキングな敗戦から立ち直り、順位も3位に上げている。

 RBライプツィヒ(RB Leipzig)は4-0で最下位のシャルケ04(Schalke04)に大勝し、得失点差で首位に立った。

 30分、エミル・フォルスベリ(Emil Forsberg)のチップキックが相手に当たって入るゴールで先制したライプツィヒは、左SBアンヘリーノ(Angelino)と巨漢DFビリ・オルバン(Willi Orban)にも得点が生まれて前半だけで3-0とすると、試合終了10分前のマルセル・ハルステンベルク(Marcel Halstenberg)のPKで大勝劇を締めくくった。

 一方のシャルケは、ダヴィド・ワグナー(David Wagner)前監督から元アウクスブルク監督のマヌエル・バウム(Manuel Baum)氏に指揮官を交代したが、守備崩壊が続き、これでリーグ戦未勝利は19試合に伸びている。

 前年王者のバイエルンは4日にヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)とホームで対戦。前節は1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)にまさかの敗戦を喫して公式戦連勝が23試合で止まったが、そこからの立て直しを目指す。(c)AFP