【10月6日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)にある安南壩野駱駝(野生ラクダ)国家級自然保護区管理局の職員がこのほど、同自然保護区に設置された監視カメラの映像の中に、水飲み場にやって来た野生の白いラクダの姿を見つけた。

 映像が撮影されたのはラクダの換毛期に当たる9月11日。映っている11頭のうち、1頭の体毛が他のラクダと比べて明らかに白い。鑑定を依頼された新疆野駱駝保護協会の王新艾(Wang Xinai)会長率いる専門家チームは、画像の個体はアルビノ(先天性白皮症)の野生ラクダであると判断した。同保護区の設立以来、初めてのアルビノの野生ラクダの確認例となる。

 管理局職員は、体毛が完全に生え替わった時点で再度追跡と観察を行う必要があると話した。(c)Xinhua News/AFPBB News