【10月2日 AFP】8月に行われた自転車ロードレースのツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne 2020)で生命を脅かすクラッシュに遭遇し、頭部を強打したファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen、オランダ)が1日、顔の再建手術を受けると明かした。

 ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のヤコブセンは、8月5日のクラッシュ後初めてインスタグラム(Instagram)に投稿し、「10月8日に顔と口を再建する2度目の手術を受ける」と明かした。

「手術では、腸骨稜から取った骨を、多くの骨が欠けてしまっている上下の顎に移植することになる。それから回復まで数か月を要する」「その後、新しい歯を入れられるよう、顎にインプラントを埋入する。クラッシュでたくさん歯を失ってしまったから」

 ヤコブセンはツール・ド・ポローニュの第1ステージで同胞のディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)と競り合う中、時速80キロで宙へ投げ出されフェンスを乗り越えた。その後は人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれた後、ポーランドで手術を受けてから帰国していた。

 一方、フルーネヴェーヘンが所属するチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)は先月29日、今回のアクシデントを最後に大会に出場していない同選手について、今季いっぱい欠場すると発表している。(c)AFP