【10月2日 AFP】2019-20シーズンのサッカー欧州最優秀選手賞(UEFA Player of the Year Award)授賞式が1日、スイス・ジュネーブで開催され、男子部門では欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)を制したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が選出された。

 わずか数週間前に欧州制覇を果たし、傑出したシーズンを締めくくったばかりのレワンドフスキは、今季のチャンピオンズリーグのグループステージ抽選会で同賞を受賞した。

 ブンデスリーガ1部、ドイツカップ(German Cup 2019-20)、チャンピオンズリーグの3冠を達成したバイエルンで47試合に出場し55得点をマークしたレワンドフスキは、チームメートのGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)やマンチェスター・シティ(Manchester City)のケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)を抑えての選出となった。

 レワンドフスキは受賞後、「素晴らしい気分だ。必死に努力しているから、この賞は特別」とコメントした。

「自分をここまで成長させてくれたチームメートや監督たちに感謝しなければならない。また、たくさんサポートしてくれる家族の存在も大きい」

 レッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)戦ではわずか15分で4得点をマークするなど、昨季のチャンピオンズリーグで10試合に出場し15ゴールを記録したレワンドフスキは同大会の最優秀FWにも選ばれた。

 レワンドフスキは、リーグ戦でも34ゴールを挙げて自身5度目となる得点王に輝いており、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で今年のバロンドール(Ballon d’Or)が中止になっていなければ、大本命になっていたはずだ。

 また女子部門では、昨季VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を女子チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2019-20)決勝に導いたデンマークのパーニル・ハーダー(Pernille Harder)が選出された。

 同大会決勝ではオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に敗れ準優勝に終わり、先日チェルシー(Chelsea)への移籍が発表された27歳のハーダーは受賞後、ビデオメッセージの中で「最高に幸せでとても誇らしい」とコメントした。(c)AFP