【10月2日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)は1日、4回戦が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)はリバプール(Liverpool FC)と0-0で120分を終え、迎えたPK戦でGKベルント・レノ(Bernd Leno)が相手のシュートを2本防いで5-4で勝利し、8強入りを果たした。

 FAコミュニティーシールド(FA Community Shield 2020)でもPK戦の末にリバプールを下したアーセナルはこの日、レノがディボック・オリジ(Divock Origi)とハリー・ウィルソン(Harry Wilson)のキックをセーブすると、最後はジョー・ウィロック(Joe Willock)がPKを成功し勝負を決め、マンチェスター・シティ(Manchester City)が待つ準々決勝に駒を進めた。

 敵地アンフィールド(Anfield)に乗り込んだアーセナルは、PK戦で3人目のモハメド・エルネニー(Mohamed Elneny)が失敗するも、アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)、セドリック・ソアレス(Cedric Soares)、エインズリー・メイトランドナイルズ(Ainsley Maitland-Niles)、ニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)がそれぞれ成功した。

 1992-93シーズンを最後に同タイトルから遠ざかっているアーセナルは、直近11週間で4度あったリバプールとの試合で3勝を挙げている。

 先月28日に行われたプレミアリーグではアーセナルを3-1で下すも、7月に行われた昨季のリーグ戦と8月のコミュニティーシールドでは敗れていたリバプールは、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のヘディングがレノに防がれると、そのこぼれ球に南野拓実(Takumi Minamino)がゴールまで約4.5メートルの位置からボレーで合わせるも、クロスバーに当たり先制点を決めきれなかった。

 前の試合からリバプールが9人、アーセナルが8人を入れ替えたことも影響して試合は途切れがちとなり、PK戦まで見せ場はほとんどなかった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「もし90分で勝者が決まっていたなら、それはわれわれだったはず。だが、夢の中にいるわけではない。ゴールを決める必要がある」とコメントした。「PK戦は難しい。誰もがそれを知っている」

 同日の他の試合では、2部ストーク・シティ(Stoke City)がアストン・ビラ(Aston Villa)に1-0で勝利し、準々決勝ではトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を迎えることになった。

 同じく2部のブレントフォード(Brentford FC)もフラム(Fulham)を3-0で下し、初の8強入りを決めた。昨シーズンのプレーオフ決勝で敗れたフラムに雪辱を果たしたブレントフォードは、準々決勝でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)と対戦する。(c)AFP