【10月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のグループステージ組み合わせ抽選会が1日、スイス・ジュネーブで行われ、ユベントス(Juventus)はFCバルセロナ(FC Barcelona)と同組となり、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)の直接対決がいきなり実現することとなった。

 直近12年でバロンドール(Ballon d’Or)を計11度も受賞している両者は、ロナウドがレアル・マドリード(Real Madrid)に所属していたときに育んだライバル関係を再び構築することになる。

 両チームが同居するグループGにはウクライナのディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)の他、四半世紀ぶりの本戦出場となるハンガリーのフィレンツバロシュTC(Ferencvaros TC)も入った。

 一方、昨季のファイナリストであるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、2シーズン前の決勝トーナメント1回戦で敗れたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と同じグループHに入り、リベンジの機会を得ることになった。

 同組には、ポルトガル・リスボンで行われた昨季の準決勝でPSGに0-3で敗れたRBライプツィヒ(RB Leipzig)の他、初出場となるトルコのイスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)も入った。

 また、2018-19シーズンに同大会を制したイングランド王者リバプール(Liverpool FC)はアヤックス(Ajax)、アタランタ(Atalanta)、FCミッティラン(FC Midtjylland)と同じグループDに入った。

 連覇を狙うドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、グループAでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)、隣国オーストリアのレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)、ロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)と対戦することが決まった。

 初の欧州制覇を目指すマンチェスター・シティ(Manchester City)はFCポルト(FC Porto)、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)、オリンピアコス(Olympiacos)と同じグループCに入っている。

 それ以外の目立った組み合わせとしては、グループBでは13度の大会優勝を誇るレアル・マドリード(Real Madrid)とインテル(Inter Milan)が、グループEではチェルシー(Chelsea)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)王者のセビージャFC(Sevilla FC)、初出場のレンヌ(Stade Rennes FC)がそれぞれ同組となった。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によってスケジュールが例年よりもさらに圧縮されている今季は、グループステージが20日に開幕し、全6節がわずか8週間で開催される。

 決勝は来年5月29日にトルコ・イスタンブールで行われる予定。同都市は当初、昨シーズンの決勝の開催地に選ばれていたが、新型ウイルスの影響で変更を余儀なくされていた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)はまた、今季のチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに出場する各チームは、地元当局の許可を条件として、収容人数の30パーセントまでスタジアムに観客を入れてもいいと明かした。

 アウェーファンのスタジアム入りは「今後の発表があるまで」認められないが、昨季の両大会は無観客の状態で閉幕したため、ファンの入場を一部許可する今回の発表は歓迎されるだろう。(c)AFP