【10月2日 AFP】20-21スペイン1部リーグは1日、第4節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は前半にDFクレマン・ラングレ(Clement Lenglet)が退場になりながらも、リオネル・メッシ(Lionel Messi)とアンス・ファティ(Ansu Fati)の新コンビがまたも活躍し、セルタ(Celta de Vigo)を3-0で下した。

 悪天候の敵地に乗り込んだバルセロナは、今季初戦で2得点を挙げたファティが早々に先制点を奪うと、42分にはデニス・スアレス(Denis Suarez)へのファウルでラングレにこの日2枚目のイエローカードが出され、10人での戦いを強いられた。

 しかし、10人なってもバルセロナの勢いは止まらず、後半開始早々にはメッシがドリブルで相手の間を抜けていってシュートを放つと、これが相手のオウンゴールを誘いチームのリードを2点に広げた。

 セルタはクロスバーに当たるシュートこそあったが、反撃に迫る場面はほとんどなく、後半アディショナルタイムにはまたしてもメッシの仕掛けからセルジ・ロベルト(Sergi Roberto Carnicer)がこぼれ球を蹴り込み、勝ち点3を確実なものとした。

 バルセロナのロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は、「選手たちは素晴らしい仕事をした」とコメントした。「このチームをとても誇りに思う。必死にプレーし、1人少ない中でもしっかりと自分たちをコントロールしながら絶好のチャンスをつくった。とても満足している」

 先月27日にビジャレアル(Villarreal CF)を4-0で下したバルセロナはこれで開幕2連勝となったが、ただ数的不利だったからというわけでなく、間違いなく前節より印象的なパフォーマンスを見せた。

 17歳のファティはまたも華麗なシュートを決めるなど、開幕から続く好パフォーマンスを維持しており、昨季のチームでは欠くことが多かったスピードや突破力を見せつけた。

 一方、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)もかつての状態に戻っているようだった。4-2-3-1の攻撃的MFとして起用されたコウチーニョは後半に放ったシュートがポストを直撃し、得点にならなかったのは不運だったが、ボールを持っていないときも積極的で、ボールを保持しているときには大胆なプレーを見せた。(c)AFP