【10月1日 AFP】アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)で4日間続く激しい軍事衝突について、両国は9月30日、停戦に向けた協議を求める国際社会の呼び掛けを拒絶し、戦闘を継続すると断言した。

 ナゴルノカラバフの主要都市ステパナケルト(Stepanakert)では、午前0時ごろに2度の爆発があり、サイレンが鳴り響いた。住民たちは、ドローンによる攻撃を受けたと述べている。

 ロシア政府によると、同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領とフランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、ナゴルノカラバフでの「完全停戦」を呼び掛け、軍事衝突の解決支援に向けた外交活動を強化していく用意があると明らかにした。

 アルメニアとアゼルバイジャン両国は停戦に向けた協議を求める国際社会の呼び掛けを拒絶しており、地域大国のトルコやロシアを巻き込む全面紛争に発展する恐れがある。

 分離派勢力のリーダー、アライク・ハルチュニャン(Arayik Harutyunyan)氏は9月30日、「長期戦に備える必要がある」と述べた。

 アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領は、負傷兵を見舞った際、アルメニア側の部隊がナゴルノカラバフから完全撤退するまで戦闘を継続すると明言。「アルメニア政府がこの要求に応えれば、戦いも血の雨もやみ、ナゴルノカラバフに平和が築かれるだろう」と語った。

 アルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相は、今は激しい交戦状態にあり、停戦協議に適していないと述べた。

 アルメニアの首都エレバンでは、戦闘に加わろうと、数十人の男性が徴兵事務所前に集まった。工場労働者(32)は、「侵略者から祖国を守るため、行動しなければならない」「ここはわれわれの土地だ。捨てるくらいなら死ぬ」と語った。(c)AFP