【10月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に6-1、6-0、6-3で圧勝し、13度目の大会制覇へ一歩前進した。

 世界ランキング236位のマクドナルドを相手に一度もブレークポイントを与えず、31本のウイナーをたたき込んで全仏通算95勝目を挙げたナダルは次戦、同日の試合で錦織圭(Kei Nishikori)を破ったステファノ・トラヴァーリャ(Stefano Travaglia、イタリア)と対戦する。

 ナダルは試合後、「きょうはそこまで寒くなかった。それが一番大きい」「ミスを多く犯さずに違いを生み出せたきょうのような勝ち方は悪くない」と語った。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)を制した第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は6-1、6-3、7-6(8-6)で予選勝者のジャック・ソック(Jack Sock、米国)を退けた。

 初戦では2014年の全米王者マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)を下したティエムは「最初の2試合の自分のテニスには非常に満足している。まったくもって簡単なドローではなかったが、1セットも落とさず満足している」と語った。次戦は第28シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。

 第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、地元フランスのピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert)に5セットに持ち込まれながらも2-6、6-4、7-6(7-5)、4-6、6-4で勝利し、2018年大会ベスト4のマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)との3回戦へ駒を進めた。(c)AFP/Martyn WOOD