【10月1日 AFP】フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)の規律委員会は30日、先日の試合で人種差別発言と同性愛嫌悪発言をしたのではないかと疑われていたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のFWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)のDFアルバロ・ゴンサレス(Alvaro Gonzalez)に対し、処分を科さないと発表した。

 世界最高額選手であるネイマールは、マルセイユのDF酒井宏樹(Hiroki Sakai)とゴンサレスに対して差別的な発言をした疑いが持たれていた。一方でネイマールは、ゴンサレスに「猿」と呼ばれたとも主張していた。

 LFPは発表文の中で「規律委員会は、差別的発言に関する事実内容を確認するための十分な証拠がないことを公表する」と記した。

 マルセイユが敵地で勝利した前月13日の試合では、後半アディショナルタイムの衝突で5人の退場者が出た。

 ゴンサレスの後頭部をたたき退場になったネイマールには、すでに2試合の出場停止処分が下されており、この一戦で唾を吐いたPSGのFWアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)にも4試合の出場停止処分が先週言い渡された。(c)AFP