仏地下室のスーツケースから謎の現金発見、日本円にして6千万円超
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【9月30日 AFP】フランス首都パリにあるアパートの鍵のかかった地下室に置かれていたスーツケースの中から、50万ユーロ(約6200万円)超に相当する現金が発見された。警察が捜査に乗り出している。
このアパートは、母親から最近相続したという所有者の女性が売りに出していた。
捜査に近い筋がAFPに対し、50、100、500ユーロ紙幣で計50万~60万ユーロ(約6200万~7400万円)が見つかったと明かした。
地元紙によると、50代の所有者の女性は今年、パリ郊外の高級住宅地にあるこのアパートを母親から受け継いだという。
人口密度が高いパリでは、概して手狭なアパートのスペース不足を補うため、同じ建物内に地下室が備えられていることが多い。
所有者がアパートの査定のために不動産業者を訪れ、業者が地下室を見に行ったところ、鍵がかかっていることに気付いた。
この地下室を引き継いだ人物が特定できなかったことから、女性は専門業者に開錠を依頼。その後再び地下室を訪れた不動産業者が、現金の詰まったスーツケースを見つけたという。
警察への通報を受けて、パリ検察当局が捜査を開始。事件は現在、金融犯罪の専門班が担当している。(c)AFP