【9月30日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)をファイナルへ導いたレブロン・ジェームズ(LeBron James)が29日、フロリダ州オーランド(Orlando)の隔離環境「バブル」に入ってからの数か月について、キャリアで最も難しい時間だと話している。

 マイアミ・ヒート(Miami Heat)とクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)でチャンピオンに輝き、3チーム目で通算4個目となるチャンピオンリングの獲得を狙っているジェームズは、中断の入った今季は過去最も厳しいシーズンだったと話した。

「多分、自分がプロとして経験した中で一番難しかった。全力で何かに取り組み、やりきるという部分がね」

「自分たちが何のために行くのかを整理してここへ入った。しかしバブルの中のことについて、この環境が心と体、あらゆるものに与えるダメージを最初から全て分かっていたと言ったらうそになる。それくらい、ものすごくきつかった」

「それでも、タイトル争いをするという唯一絶対の目標があったから、今ここにいる。そういう心構えでバブルに入ったし、最初の2日間の隔離期間を迎えた。自分たちの一番の目標は、シーズンを完走して優勝を争うことだった」

 7月には、バブルに入るのは服役を始めるのに似ていると冗談で言っていたジェームズは、フロリダでは時間の感覚がなくなったと話している。

「何日ぐらいここにいるのかすら分からないよ。何日たったにせよ、5年のように感じる」「だからどうでもよくなってしまった。キャリアをスタートしてからずっと閉じ込められている気分だよ」 (c)AFP