【9月30日 AFP】英コメディアンのサシャ・バロン・コーエン(Sacha Baron Cohen)がカザフスタンのテレビリポーターを風刺的に演じ大ヒットとなったコメディー映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan)』(2006)の続編が、11月の米大統領選前にアマゾン・プライム(Amazon Prime)でストリーミング配信されることが関係者の話で明らかとなった。

 情報サイト「デッドライン(Deadline)」によると、続編は新型コロナウイルスによる規制が緩和された直後、最小限の製作班を伴って極秘に米国などで撮影されたという。

 批評家らから絶賛された前作は、世界総興収2億6000万ドル(約270億円)以上をたたき出し、アカデミー賞(Academy Awards)で脚本賞にノミネートされた。

 第1作はコーエン演じる同性愛者嫌いの架空のリポーター、ボラットが米国で文化の相互理解を深めようとする中で大失敗を繰り返し、何も知らない地元出演者らの面目をつぶして笑いを誘うという内容だった。

 デッドラインは、続編でもコーエンが「正体を隠して人々をほんの少しだけ挑発し、彼らの本音やあからさまな差別を引き出す」と報じている。(c)AFP