【9月30日 AFP】米デザイナーのスターリング・ルビー(Sterling Ruby)氏が28日、パリ・ファッションウィーク(Paris Fashion Week)の自らのショーで、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領を白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の幹部になぞらえ、「暴政」を終わらせようと訴えた。

 フランスで新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、今年のパリ・ファッションウィークはミラノ(Milan)、ロンドンに続いてオンライン開催が中心で、各ブランドは短編動画で春夏コレクションを披露している。

 ルビー氏のストリートウエア・ブランド「S.R. Studio. LA. CA.」ウイメンズ・コレクションのパリデビューも動画によるショーとなった。

「ベール・フラッグ(Veil Flag)」(旗をまとうの意)と題されたショーには、色あせた星条旗をまとった黒人モデルが登場。続いて朗読された詩で、「私たちは今どこにいて、何が起きているのか?」「主権はなく、共感もない。旗は、リーダーなきリーダーシップに立ち向かう行進の苦難に覆われ、色あせてしまった」「私を踏みつけていけ。私に火を放て。プレジデント・グランド・ドラゴン(Grand Dragon)の暴政を終わらせよ」と語りかけた。

「グランド・ドラゴン」とは、人種差別に基づく暴力の長い歴史を持ちながら、現在も米国の41州で非合法化されていない白人至上主義団体KKKの最高幹部の一人を意味する。トランプ氏は近年の白人至上主義者の台頭を促してきたとして非難されている。(c)AFP/Fiachra GIBBONS