【9月30日 Xinhua News】デジタル技術で複製された中国唐代の壁画40点余りが28日、台北市の台湾師範大学(National Taiwan Normal University)で展示された。唐代の墓室壁画が台湾地区でこれほどまとまった規模で展示されるのは今回が初。作品は章懐太子(しょうかいたいし)墓や懿徳太子(いとくたいし)墓、永泰公主(えいたいこうしゅ)墓など唐代の皇室や高官の墓室で発見された壁画から精選されており、その多くは20世紀半ば以降に陝西省西安市とその周辺から出土した。陝西歴史博物館が収蔵する「馬球図」「闕楼図(けつろうず)」「狩猟出行図」「客使図」「宮女図」など、「国宝級」の壁画も多数含まれている。

 壁画は台湾師範大学で10日間展示された後、台中や桃園など5カ所の大学を巡回し、関連の特別講座も同時に開催される。(c)Xinhua News/AFPBB News