【9月30日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の広州白雲国際空港第3期拡張工事が27日、正式に着工した。新滑走路2本と42万平方メートルの第3ターミナル(T3)ビル、190機余りの駐機スポットを持つエプロンの建設を主体としている。

 同空港は昨年、海外約90カ所を含む230カ所余りとの間で運航実績があり、年間利用者数は延べ7338万人と、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)民間航空旅客数の約3分の1を占めている。

 今回の拡張工事が完了すると、同省広州市(Guangzhou)、東莞市(Dongguan)と深圳市(Shenzhen)を結ぶ「穗莞深都市間鉄道」、広州市と河源市(Heyuan)を結ぶ「広河高速道路」、広州市と中山市(Zhongshan)、珠海市(Zhuhai)、マカオ(Macau)を結ぶ「広中珠澳高速鉄道」、第2空港高速道路と広州市地下鉄22号の北延長区間などと結び付き、第3ターミナルは航空・高速道路・鉄道が一体化した交通複合施設になる。

 専門家によると、このプロジェクトは、粤港澳大湾区の急速に増大する航空輸送需要を満たし、同区の国際レベル都市群建設を後押しして、地域経済の発展を促すという。(c)Xinhua News/AFPBB News