【9月29日 AFP】ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)は28日、規則や大会に関する最新版のガイドラインを公開し、世界陸上(World Athletics Championships)や五輪のフォーマット変更に向けた道が開かれた。

 走り幅跳びにおける決勝試技の導入といった「革新的」フォーマットでの開催に関して、陸上競技の国際大会で最も主要な世陸と五輪はこれまで対象外となってきた。

 ワールドアスレティックスの発表文には「世界陸上と五輪はもう、代替フォーマットでの開催が可能な大会から除外されない」と記されていた。

 若いファンを集め、観客数を増加させるため、ワールドアスレティックスは大会内容を変更したり、エリミネーション・レースを導入したりすることで、定期的にフォーマットの刷新を試みている。

 こうした新たなフォーマットに対しては選手側から反対の声が上がっており、男子三段跳びのクリスチャン・テイラー(Christian Taylor、米国)は、8月に行われたダイヤモンドリーグ(Diamond League 2020)のストックホルム大会(Bauhaus-galan 2020)の走り幅跳びで、まず5本跳び、記録が最も良かった3選手が優勝者を決める最終6本目に臨むという変則方式が採用されたことを批判していた。(c)AFP