【9月29日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)は2014~2019年の6年間に約200万人の新規雇用を創出した。

 中国北西部に位置する同自治区は、その歴史的経緯と環境条件から国内の他地域よりも開発が遅れており、貧困人口も多い。

 同自治区は2012年以来、雇用促進事業の精力的な実施と職業訓練の強化を通じ、雇用の経路と受け皿を拡大してきた。

 国務院新聞弁公室が17日発表した「新疆の労働就業保障」白書によると、同自治区の就業者数は2014~2019年に1135万人から1330万人に増加。職業訓練を受けて都市部で就労する農村住民も増え続けている。都市部の新規就業者は年平均47万1200人以上増加し、うち南疆地区(新疆の天山山脈以南の地域)は14万8千人と全体の31・4%を占めた。

 同自治区はまた、今年これまでに、南疆地区で最後に残った10の貧困県の16万5800人のために東部と北部で5万人の雇用を創出した。

 自治区政府は、雇用政策の立案や雇用経路の拡大、雇用の創出、職業訓練計画の作成、就職支援サービスの提供に当たり、一貫して労働者の職業選好を重要指標として活用している。(c)Xinhua News/AFPBB News