【10月2日 CNS】中国の自動車保有台数は今年6月段階で2.7億台に達し、毎年2000万台以上増え続けている。一方で都市の駐車場不足が深刻になっており、早急な対策が必要となっている。

 11月5~7日には北京市の中国国際展覧センターで、「スマートシティー、スマート駐車」をテーマとする「国際都市駐車博覧会」が開かれる。主催団体の一つの中国重型機械工業協会で駐車設備工作委員会理事長を務める明艶華(Ming Yanhua)氏は「全国で駐車スペースは8000万台分不足していると推定される。この歴史的負債を解決するには伝統的な平面駐車場だけでは非現実的だ」と指摘する。

 博覧会の展示エリアは2万平方メートルに及び、駐車場業界の新技術や新製品を約300のブースに分かれて展示し、5万人以上の来場者を見込んでいる。

 博覧会と同時に「国際駐車北京サミット」を開催する予定で、インターネットやスマート駐車システムを駆使した効率的な駐車方法、駐車場の立体化などを議論する。

 博覧会は産・官・学などすべての駐車業界関係者が集まる交流プラットフォームとなり、駐車場の課題を話し合うだけでなく、絶えず発展する経済システムと駐車業界を結びつける役割を果たそうとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News