【9月29日 CGTN Japanese】野生のトキの個体数および分布域の拡大や個体群の持続的発展の実現を目的として、陝西省(Shaanxi)にある秦嶺(Qinling)国家植物園で26日、トキの放鳥が行われました。

 今回放鳥された20羽は、年齢層が異なります。関係者はそのうちの5羽に衛星追跡装置をつけました。トキの生存状況を把握したり、野外での採餌、繁殖、移動などのパターンを研究したりするためです。

 トキは長い歴史を持つ種で、「東方の宝石」「吉祥の鳥」とも呼ばれています。1981年に秦嶺山脈の奥深くで発見された時点でわずか7羽だった世界のトキ個体数は、長年の努力により5000羽を上回るまでとなっています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News