【9月28日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2020)第9戦、カタルーニャGPは27日、MotoGPクラス決勝が行われ、ペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が今季3勝目を挙げ、総合首位に再浮上した。

 2位にはチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)が入り、クアルタラロと8ポイント差の総合2位となった。3位には同じくスズキのアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)が続いた。

 ドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)は、クアルタラロとモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)に1ポイント差をつけ、総合首位でこの日のレースを迎えたが、1周目にエスポンソラーマ・レーシング(Esponsorama Racing)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)ともつれてリタイアとなった。

 クアルタラロは開幕から2連勝を飾るも、直近5戦は表彰台を逃すなど苦しんでいたが、前週のエミリアロマーニャGPで4位に入り復調の兆しを見せると、劇的な幕開けとなったこの日のレースでは本調子を取り戻した。

 モンスターエナジー・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、残り11周でペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリ(Franco Morbidelli、イタリア)を抜いて2位に立ったが、その後クアルタラロを追いかけていた時にターン2で転倒し、レース終了となった。(c)AFP