【9月28日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の殿堂入り選手であるジョー・モンタナ(Joe Montana)氏と妻のジェニファー(Jennifer Montana)さんが、カリフォルニア州ロサンゼルスのマリブ(Malibu)の自宅から生後9か月の孫が誘拐されそうになったのを阻止していたことが分かった。ロサンゼルス郡保安局が27日に明かした。

 当局によると、容疑者はソドサイ・ダルゼル(Sodsai Dalzell)という名の女で、26日夕方にモンタナ氏の自宅へ侵入し、居間のベビーサークルにいた赤ちゃんを抱きかかえたところでモンタナ夫妻と出くわした。

 保安局は「モンタナ氏とジェニファー夫人は女と向き合い、その場を収めようと孫を返してほしいと言った」「その後もみ合いになる中で、モンタナ夫人が安全に赤子を取り返した」と発表した。

 女は逃走したが、モンタナ氏が区内の保安官を呼び止め、後ほど女は誘拐と強盗の容疑で身柄を拘束された。

 モンタナ氏は翌日にツイッター(Twitter)で「連絡をくれたみなさん、ありがとう」「恐ろしい状況だったが、幸運なことにみんな無事でいる。今はわれわれのプライバシーを尊重していただけるとありがたい」と報告した。

 現在64歳のモンタナ氏は、NFLでの15シーズンのキャリアのうち13シーズンをサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)で過ごし、チームを4度のスーパーボウル(Super Bowl)制覇に導いた。その後、1994年に現役を引退した。(c)AFP