【9月27日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2020 UCI Road World Championships)は26日、エリート女子ロードレースが行われ、オランダのアンナ・ファン・デル・ブレッヘン(Anna Van der Breggen)が2日前の個人タイムトライアルに続く優勝を果たし、圧巻のシーズンを締めくくった。

 2016年リオデジャネイロ五輪のロードレース女王ファン・デル・ブレッヘンは残り40キロ地点で仕掛け、最後は写真判定となった2位アンネミーク・ファン・フリューテン(Annemiek van Vleuten、オランダ)、3位エリーザ・ロンゴボルギーニ(Elisa Longo Borghini、イタリア)の2人に1分20秒差をつけた。

 1995年のジャニー・ロンゴ(Jeannie Longo)以来となる同一の世界選手権での2冠を達成した30歳のファン・デル・ブレッヘンは、これでタイムトライアルとジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2020)での総合優勝に続き1週間で3勝目となり、「信じられない」と喜んだ。

 一方、前回覇者のファン・フリューテンは、ジロ・デ・イタリアの期間中だった9日前に負傷し、左手首を骨折した状態で今回のレースに臨んでいた。「おそらく世界選手権で優勝のチャンスがあるのは今大会が最後だっただろう」としながらも、表彰台に上がれるとは思っていなかったと明かし、「連覇できるよう自分を助けてくれた医師たちに感謝している」と語った。(c)AFP