【9月27日 AFP】女子テニス、ストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2020)は26日、シングルス決勝が行われ、大会第2シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が6-4、1-6、6-2で第5シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)との接戦を制し、優勝を果たした。

 フルセットの厳しい試合を乗り越え、自信を手に全仏オープンテニス(French Open 2020)に乗り込むスビトリーナだが、この日は第2セットで力強い反撃を見せるなど闘志あふれるプレーを披露した新鋭リバキナの挑戦だけでなく、厳しい天候とも戦わなくてはならなかった。

 雨で遅れが生じた一戦は気温が10度程度の中で行われたこともあり、約2時間の試合を通じて両選手に影響が出ていた。

 キャリア通算15回目の優勝を飾ったスビトリーナは試合後、「簡単ではなかったが、それは誰にとっても同じこと。とにかく素早く適応しなくてはいけない」「通常、大会は非常に暑いコンディションで開催される。きょうは試合を終えられてよかった。私たちはプレーできただけラッキーだったと思う」と話した。

 世界ランキング5位のスビトリーナは、2015年と2017年にベスト8に残っているローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に今年は第3シードとして臨み、初戦は同89位のバーバラ・グラチェバ(Varvara Gracheva、ロシア)と顔を合わせる。(c)AFP