【9月27日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)のモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)に所属するバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が26日、ヤマハとの契約を1年更新し、サテライトチームに当たるペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)で来季もWGPに参戦することが決まった。

 チームは「喜ばしいことに、GPレースのレジェンド、バレンティーノ・ロッシと1年間の契約延長にサインできた」「年間王者9回のロッシは、2021年のWGPに完全サポートを受けたファクトリー・ヤマハのライダーとして、ペトロナス・ヤマハSRTから参戦する」と発表した。

 バイクレース史上最高のライダーとも言われる41歳のロッシは、MotoGPクラスで7度の年間王者に輝き、そのうち四つのタイトルをヤマハで獲得している。最高峰クラスの勝利数は史上最多の89勝だが、ここ3年は未勝利。マーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)とともにファクトリーチームから参戦する今季も、総合首位に立つドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)と26ポイント差の9位にとどまっている。

 ロッシは声明で「2021年もバイクに乗り続けられる、しかもそれをペトロナス・ヤマハSRTでできることが非常にうれしい」「今年の前半に決断し、チームに話をしたら合意してもらえた。ファクトリーチームには空きがなくても、ファクトリー仕様のバイクとサポートを保証すると言ってくれた」と話した。(c)AFP