【9月28日 Xinhua News】米ファストフード大手マクドナルド(McDonald's)の中国法人はこのほど、若者を対象とする人材育成プロジェクト「青年無限量」を広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)で立ち上げたと発表した。今後2年間で総額1億元(1元=約15円)を投じ、約1万人に実践的な職業訓練を提供していくという。

 同社の張家茵(Zhang Jiayin)最高経営責任者(CEO)によると、同プロジェクトは中国教育部が打ち出した「現代学徒制」という人材育成モデルを実行に移し、全国の職業学校と提携し、学生の就職能力の向上を目指している。受講生は座学のほか、マクドナルドの各店舗で実務経験を積むことができる。

 同社は2017年から四川(Sichuan)、浙江(Zhejiang)各省や上海市などで現代学徒制を導入した職業訓練コースを展開し、約300人を育成してきた。現在、国内の約40校と提携しており、2年かけて100校まで増やすとしている。(c)Xinhua News/AFPBB News