【9月26日 AFP】アルゼンチンで24日、テレビ会議形式で行われた議会の審議のさなか、リモートで出席していた議員がパートナーの女性の胸にキスをする様子が議会に設置された大型スクリーンに映し出された。この場面の動画はソーシャルメディア上で瞬く間に拡散された。

 別の議員が演説する姿が大型スクリーンに映し出されていた時、リモートで出席していたフアン・エミリオ・アメリ(Juan Emilio Ameri)議員(47)が隣に座る女性の胸をなで回し、胸にキスをする様子もその大型スクリーンに映った。

 北東部サルタ(Salta)州選出のアメリ氏はさらに、女性の片方の胸をTシャツから出し、それにキスをし始めた。

 セルヒオ・マッサ(Sergio Massa)議長は、初めは審議を中断したが、その後、延期する判断を下した。マッサ氏は「テレワークをしているここ数か月の間に、議員らが居眠りをしたり姿を隠したりすることがあったが、今日は議会の限度を超える状況が発生した」と述べた。

 アメリ氏は混乱した様子で謝罪しようと試み、自分はその時、インターネットに接続していると思っていなかったと弁明。「ここ、わが国の中部は接続が非常に悪い。パートナーがバスルームから出てきたので、インプラントの様子を聞き、それにキスをした。彼女は10日前にインプラントを挿入する手術をした」と述べた。

 議会はアメリ氏を5日間の登院停止処分とした。(c)AFP