【9月26日 AFP】欧州各地で25日、気候変動対策を訴える抗議デモが行われ、数千人の若者が参加した。新型コロナウイルス対策のため参加者の多くがマスクを着用し、対人距離を確保しながらの開催となった。

 デモは地球温暖化対策を求める運動「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays For FutureFFF、未来のための金曜日)」が呼び掛けた世界的な行動の日に合わせて開催。新型ウイルスの流行によりFFFの運動はここ数か月、主にオンラインで行われてきたが、25日は街頭での活動が再開された。

 FFFは気候のための学校ストライキを2年前に始めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(17)が主導。トゥンベリさんもこの日、スウェーデンの首都ストックホルムでデモを先導した。

 FFFのロゴが描かれた白いマスクを着けたトゥンベリさんは同国の議会前で、目標は「権力者にこの圧力をかけ、何かが起こるようにすることだ」と述べた。

 アイスランドからオーストラリアまで、世界中で3000以上のデモが予定されている。各国の新型ウイルス対策の規制に合わせ、オンラインまたは街頭での開催となる。(c)AFP/Mathieu FOULKES with Hélène DAUSCHY in Stockholm