【9月26日 AFP】世界保健機関(WHO)は25日、世界全体が厳格な新型コロナウイルス対策で連帯しない限り、新型ウイルスの死者が200万人に達する可能性は「非常に高い」との見解を示した。

 新型ウイルスの世界の死者数が100万人に迫る中、WHOは各国・各人が一致団結し対策に取り組まない限り、さらに100万人が死亡する事態は想像を絶するものではないと述べた。

 WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン(Michael Ryan)氏はインターネットで行われた会見で、新型ウイルスにより200万人が死亡する可能性は考えられないかと問われ、「100万は恐ろしい数字であり、200万を考え始める前に100万について考える必要がある」と指摘。

 その上で、「私たちは集団として、その数字に達しないためにすべきことの準備ができているだろうか」と問いかけると、「そうした行動を起こさなければ、200万、さらには悲しくも、それをはるかに超える数字を見ることになる」と述べた。

 ライアン氏はさらに「全てをやり尽くさない限り、あなたが言う(200万という)数字は想像できるばかりか、残念かつ悲しいながらも、可能性が非常に高い」と断言した。(c)AFP