【9月26日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)海東市(Haidong)に位置する化隆(Hualong)回族自治県金源チベット族郷ではこの秋、大学新1年生20人が進学のため次々と故郷を離れていった。全員が地元の劇団「熱夢科巴芸術団」の出身で、今年の全国統一大学入試「高考」を経て19人が4年制大学に、1人が大学専科(日本の短大に相当)に合格した。

 同芸術団は、2012年に科巴村でボランティアをしていた王洪波(Wang Hongbo)さんが、貧困地区の支援教育に携わった経験を生かし、地元の子どもたちをモデルに歌舞劇「熱夢科巴」を制作したのをきっかけに誕生。これまで50人近くが参加、2015年には省が正式に登録した。同村にも芸術センターが設立された。メンバー20人は2017年に青海省文化芸術職業学校に進学し、舞踏の勉強に打ち込んだ。そして、同校での3年間の基礎学習とトレーニングを積み、今年大学に進学することになった。(c)Xinhua News/AFPBB News