【9月24日 Xinhua News】米ファストフード大手ケンタッキーフライドチキン(KFC)が中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の6店舗で21日から、各店の余剰在庫を無料提供する取り組みを始めている。食品ロスの削減につなげたいとしている。

 広州市商務局の指導の下、試験的に始めた取り組み。食品の安全を保証した上で、消費期限が迫った食品を廃棄せず、必要な人に提供する。各店に「食物銀行(フードバンク)勤勉節約ピックアップステーション」と名付けた冷凍庫を設置し、希望する人にはそこから食品を受け取ってもらう。

 提供する食品は冷凍保存で小分け包装し、外装にはバンクに入れた日付や食べ方の説明などの情報を明記。店舗スタッフによると、これまでに近隣住民や常連客、宅配ライダーなどに提供された。(c)Xinhua News/AFPBB News