【9月24日 AFP】フランス政府は23日、新型コロナウイルス対策として新たな制限を発表し、27日に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2020)の1日の観客数の上限は、1000人まで再び削減される方向となった。

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 同国テニス連盟(FFT)はすでに10日前、パリで行われる今季の四大大会(グランドスラム)最終戦における1日の観客数を1万1500人から5000人に減らしていた。

 しかし、オリビエ・ベラン(Olivier Veran)保健相は同日、国内で「レッドゾーン」に指定されているパリを含む11都市のスポーツ施設において、新たな制限を求めた。

 FFTの広報担当者は「現在までのところ、大会開催の条件についての確定事項はない」とコメントした。

 ベラン保健相によれば、新たな入場制限は「各知事と選ばれた地方当局者との協議により、土曜日(26日)から」適用されることになる。また同相は「閉鎖空間であり、残念ながら重大な感染場所である」ことを理由に、「屋内運動場や体育館の閉鎖」も発表した。

 2週間にわたって導入されるこれらの新たな措置は、ボルドー(Bordeaux)やリヨン(Lyon)、ニース(Nice)、リール(Lille)、トゥールーズ(Toulouse)、サンテティエンヌ(Saint-Etienne)、レンヌ(Rennes)、ルーアン(Rouen)、グルノーブル(Grenoble)、モンペリエ(Montpellier)も対象となる。(c)AFP