【9月24日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)で23日、新型コロナウイルスの感染者が続出していた昨季王者のアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)が、グループステージのアル・アハリ(Shabab Al Ahli Club、アラブ首長国連邦<UAE>)戦に向け必要な選手数をそろえることができず、大会から追放された。

 カタール・ドーハで行われる予定だった西地区グループBの試合に向け、アル・ヒラルは必要とされた選手13人の登録をすることができず、「大会から棄権したとみなされた」。

 アジア・サッカー連盟(AFC)は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)中に適用される特別ルール」にのっとり、「11人しか登録しなかったアル・ヒラルのすべての試合は無効となった」として、すでにグループステージ突破を決めていたアル・ヒラルを大会から除外した。

 これにより、グループBからはパフタコール(Pakhtakor、ウズベキスタン)とアル・アハリが決勝トーナメントに進むこととなった。

 アル・ヒラルとサウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は、「例外的な状況」において延期が認められるというAFCのルールに基づいてアル・アハリ戦を後日行うよう求めていたが、「AFCチャンピオンズリーグ西地区の試合日程に大きな悪影響を及ぼす」として却下された。

 前回大会でアル・ヒラルは、決勝で浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)を下しアジアの頂点に立った。(c)AFP/Jean-Louis Doublet