【9月23日 AFP】スウェーデン警察は23日、体の一部を切断され死んでいる馬が見つかったと発表した。人為的に切られたものとみられている。フランスで謎の馬の体の切断事件が相次いでいるが、スウェーデンで切断された馬の死骸が発見されたのはこれが初めて。

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 事件は同国南部ヨンショーピング(Jonkoping)郊外で発生。ほぼ1か月前の先月18日、1頭の馬の体の一部が切断された状態で見つかっていたが、その際は死は免れていた。

 しかし21日になって、同市の南東にある牧場で同じ馬が死んでいるのが見つかった。地元警察はAFPに対し「この馬には複数の傷があり、人間の仕業だと考えている」と明かした。現地メディアは、この馬の片目と片耳が切り取られていたと報じている。

 フランスで続いている類似の事件が、スウェーデンでも初めて報告された形だ。

 これまでに被害に遭った馬の死骸の切断部位は、右耳に集中している。深く直断されているため、一種の署名行為ではないかとの見方も出ている。(c)AFP