【9月24日 Xinhua News】輸出貨物を満載した杭州円通貨運航空のB737-300F型機が22日午後、中国浙江省(Zhejiang)の杭州蕭山国際空港から日本の成田国際空港に向け、3時間余りのフライトに飛び立った。これにより、杭州・成田間の往復定期貨物便が正式に開通した。

 同便は、新型コロナウイルス感染症流行後、国際宅配便業界が初めて就航させた中日間エンドツーエンド国際エクスプレスサービスだという。国際航空貨物サービスの発展、産業チェーン、サプライチェーンの安定、国内・国際二重型循環の国家戦略構想促進のため、国内の宅配便業界が行う重要な取組みとなる。

 同社が所有する貨物機で週5便運行され、荷物の引き受けから配達まで通常48時間以内に完了する、「エンドツーエンド」国際宅配を実現する。

 日本航空の矢次創一中国地区マネジャーは、同便に対して成田空港での倉庫サービス提供や日本からの復路便の貨物スペース販売で協力することを明らかにした。巨大な潜在力を持つ中国の物流市場に対応するには、旅客便の貨物スペースによる輸送だけでは不十分であり、中国の物流企業と協力できるのは喜ばしいという。(c)Xinhua News/AFPBB News