【9月24日 Xinhua News】中国海洋石油集団(CNOOC)はこのほど、中国が初めて独自開発した深水油田群「流花16-2油田群」が完成、稼働したと明らかにした。

 同油田群のピーク時における年間生産量は350万トンで、自家用車400万台以上の年間ガソリン消費量を満たすことができる。

 CNOOC関係者によると、同油田群は南中国海の深水海域にあり、同集団が多くのプロジェクト案を研究、検証し、深水海域での油井掘削や水中スマート油井の完成、深水海域の流動についての安全保障など、難題を次々と解決した上で、石油ガス田水中生産システム開発モデルの総合設計と設置工事を初めて独自に行った。

 同油田群の水中生産システムは、クリスマスツリーと呼ばれる安全装置や海底ケーブル、アンビリカルケーブル、遠隔操作システム、海底パイプ、柔軟ホースなどで構成され、ほとんどの水中生産装置は中国で初めて使われた。

 同関係者によると、今回の油田群の完成、稼働により、中国が独自の知的財産権を持つ深水石油ガス田の開発プロジェクトにおける技術体系がさらに整備された。(c)Xinhua News/AFPBB News