【9月23日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は22日、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)からFWアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がローン移籍で再加入したと発表した。

 さまざまなチームを渡り歩いた27歳のモラタは、2014年から2016年までユベントスで93試合に出場し、27得点をマークした。

 レアル・マドリード(Real Madrid)ユース出身のモラタは、トップチームに昇格した後にユベントスに移籍するも、その後再びレアルでプレー。イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に活躍の場を移すと、アトレティコへと渡った。

 ユベントスによれば、モラタの契約期間は1シーズンで、移籍金は1000万ユーロ(約12億3000万円)になるという。

「モラタは今年チームの一員になる。契約にはローン期間の1年延長と、買い取りオプションがついている」と公式サイトに記したユベントスは、移籍金が4500万ユーロ(約55億3000万円)になる可能性があり、その場合は3年間の分割で1500万ユーロ(約18億4000万円)ずつを支払うと続けた。また、ローン契約を延長する場合は2021-22シーズン終了後に1000万ユーロを、その後に買い取りオプションを行使する場合は3500万ユーロ(約43億円)を払うことになる。

 前週、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に渡ったため、ユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)新監督は堅実なセンターフォワードを必要としていた。

 ユベントスはFCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・スアレス(Luis Suarez)やASローマ(AS Roma)のエディン・ジェコ(Edin Dzeko)に関心を寄せていたと伝えられるが、かつて同チームでピルロ監督と共にプレーしたモラタが加入することになった。

 スペインメディアは早速、モラタの移籍は、アトレティコがスアレスを獲得する道を開くのではないかと推測している。(c)AFP